Negative Fantasy
トイレ休憩から戻ってきたら一緒に乗り継ぎしたはずの
老夫婦の姿が見えない・・・
まさか!
もうバスが行ってしまった?
と呆然と立ち尽くす管理人。
というところで
前回は終わりましたが。
バスを逃したショックが大きく、
「あれ、あの老夫婦もトイレかな?」とか
「どっかのお店に飲み物でも買いに行ったのかな」とか
「きっとあの老夫婦は剣山に行くのが目的ではなくて
久保バス停に実家があるんだよ」とか
管理人に都合のいいようになんとかバスがまだ来ていない
方向に思考を持っていこうとしましたが、どう見てもバスが
既に出発してしまったという厳しい現実がドーンと構えている
ため何の慰めにもなりません。
20分くらいしてもなかなか現実を受け入れられません
でしたが、バスが来ないことにはどうしようもありません。
バス停近くに「○○タクシー」という看板があることに気づき
奥祖谷 観光周遊モノレールまで行けるか聞いてみると
「今日は車が出払っちゃっているので無理です」
と素気無い返事が・・・
あと1時間30分も待ちぼうけを喰らいたくないならば
どうやら歩くしかないようです。地図上の縮尺は
およそ5km。山道であることも考えるとバスが来るのを
待つのと大差はない気がしますが、せっかくの旅行で
バスの待ちぼうけで1時間30分も無為に過ごすのは
もったいない。幸いにして奥祖谷の景色は絶景です。



日本三大秘境の1つである奥祖谷の渓谷美を楽しみながらも
トボトボ歩いていると後ろから「ブロローン」と重低音の音。
いかにも大型系の車両が走行している音なので期待をもって
後ろを振り向くと、それは期待していた遅れてきたバス
ではなく、重機をのせた大型トラック。
淡い期待した管理人が馬鹿だった。
そもそもここまでバスが遅れるわけがなかろう?
と自分に言い聞かせていると、その大型トラックが止まりました。
窓から運転手さんが顔を出して、
「乗ってく?」
と声をかけてくれました。
もうね、このときどれほど嬉しくてありがたかったか
皆様には分かりますまい?
一も二もなくお言葉に甘えて、乗せていただきました。(
続く)